外壁塗装ラジカル塗料とは？費用相場と他塗料との比較

2025.06.30 (Mon) 更新

北九州の皆様こんにちは(^^)/

いつも外壁塗装・屋根塗装専門店ペイント官兵衛のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

北九州市近郊でマイホームの外壁塗装をお考えですか？
長く住み続ける家だからこそ、外壁塗装には妥協したくないですよね。
近年注目されている「ラジカル塗料」は、従来の塗料にはない優れた耐久性と機能性を備えています。
今回は、ラジカル塗料の特徴やメリット・デメリット、費用、そして他の塗料との比較について、分かりやすくご紹介します。
外壁塗装を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

ラジカル塗料とは何か？

ラジカル塗料の仕組みと特徴

ラジカル塗料、正式には「ラジカル制御型塗料」は、特殊な酸化チタンと光安定剤を配合した塗料です。
従来のアクリル系、シリコン系、フッ素系塗料とは異なり、酸化チタンの特性を利用して耐久性を高める技術が用いられています。
紫外線や酸素によって発生する活性酸素「ラジカル」は、塗料の樹脂や顔料を劣化させ、チョーキング（白化）現象の原因となります。
ラジカル塗料は、高耐候性酸化チタンがラジカルを閉じ込め、光安定剤がラジカルを無力化することで、劣化を抑制します。
2012年に日本ペイントが「パーフェクトトップ」として発売して以来、徐々に普及が進んでいます。

ラジカル塗料のメリット

チョーキング現象の抑制：ラジカルの発生を抑えることで、チョーキング現象の発生を大幅に抑制し、長期間美しい外壁を保ちます。

防汚性・防カビ性の向上：親水性が高いため、汚れが付きにくく、雨で洗い流されやすいです。
カビや藻の発生も抑制します。

コストパフォーマンスの高さ：耐候性が高いため塗り替えサイクルが長く、長期的なコスト削減につながります。
フッ素塗料より安価で高い性能を実現しています。

ラジカル塗料のデメリット

色の選択肢の制限：白色顔料である酸化チタンを主成分とするため、濃い色の塗料は限られています。

実績の少なさ：比較的新しい塗料であるため、長期間の使用実績が不足しており、長期的な耐久性についてはデータ蓄積が不十分な部分があります。

費用相場と価格の内訳

塗料の種類と価格帯

ラジカル塗料の㎡あたりの価格は、約2,500円～4,000円程度です。
これは塗料代のみの価格で、足場代、下地処理費用、塗装工賃などを含めた総費用は、家の大きさや状態、施工内容によって大きく変動します。
シリコン塗料と比較すると、若干高価ですが、フッ素塗料よりは安価です。
耐用年数はシリコン塗料より長く、フッ素塗料より短い傾向があります。

その他費用(足場・下地処理等)

外壁塗装の総費用は、塗料代以外にも足場代、下地処理費用、塗装工賃などがかかります。
これらの費用は、家の大きさや状態、施工内容によって大きく変動するため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
坪数別に見積もり例を示した資料を参考に、費用を把握しましょう。
20坪程度の住宅であれば、外壁塗装の総費用は、70～100万円程度が相場です。

ラジカル塗料と他塗料の比較

シリコン塗料との比較

シリコン塗料と比較すると、ラジカル塗料は耐用年数が長く、コストパフォーマンスに優れています。
シリコン塗料の耐用年数は約8～15年ですが、ラジカル塗料は約10～15年と、より長持ちする傾向があります。
価格もシリコン塗料とほぼ同等か、若干高めです。

フッ素塗料との比較

フッ素塗料と比較すると、ラジカル塗料は価格が安価で、耐用年数はフッ素塗料より短くなります。
フッ素塗料の耐用年数は約13～18年ですが、ラジカル塗料は約10～15年です。
ただし、フッ素塗料に比べて価格を抑えながら、高い耐久性を発揮するのがラジカル塗料の特徴です。

ラジカル塗料を選ぶ際のポイント

ラジカル塗料を選ぶ際には、塗料の性能だけでなく、施工業者選びも非常に重要です。
依頼前にしっかりと見積もりを取り、施工実績や保証内容などを比較検討しましょう。
また、使用する塗料の種類や、希望の色がラジカル塗料で実現可能かどうかを確認することも大切です。

FAQよくある質問

Q1. ラジカル塗料は、どんな外壁材に使用できますか？
A1. ラジカル塗料は、サイディング、モルタル、ALCなど、多くの外壁材に使用できます。
ただし、外壁材の種類によって適切な下塗り塗料を選択する必要があります。

Q2. ラジカル塗料の保証期間はどのくらいですか？
A2. ラジカル塗料の保証期間は、メーカーや製品によって異なります。
一般的には、5年から10年程度の保証期間が設定されています。
保証内容をよく確認しましょう。

Q3. ラジカル塗料のメンテナンス方法は？
A3. ラジカル塗料は、高い耐久性を持つため、特別なメンテナンスは必要ありません。
定期的に高圧洗浄を行い、汚れを取り除くことで、塗膜の寿命を延ばすことができます。

まとめ

今回は、北九州市近郊の住宅における外壁塗装に適したラジカル塗料について解説しました。
ラジカル塗料は、従来のシリコン塗料よりも長持ちし、フッ素塗料よりも安価なコストパフォーマンスの高い塗料です。
ただし、色の選択肢が限られていることや、まだ実績が少ない点を考慮する必要があります。
依頼前にしっかりと見積もりを取り、費用や施工内容を検討した上で、最適な塗料を選びましょう。
長持ちする塗料を選ぶことで、長期的なコスト削減にも繋がります。
外壁塗装は、家の寿命を左右する重要なメンテナンスです。
後悔のない選択をして、美しい住まいを長く保ちましょう。