外壁のカビの落とし方!自分で落とす?プロに頼む?原因から対策まで完全網羅
2024.02.19 (Mon) 更新

外壁に発生するカビは、見た目の印象を悪くするだけでなく、建物の寿命を縮める原因にもなりかねません。
この記事では、外壁にカビが発生する原因から、自分でできる除去方法、業者に依頼する場合の注意点、そして効果的な予防策までを幅広くご紹介します。
外壁のカビ対策について、一緒に見ていきましょう。
なぜ外壁にカビが生えるのか?
カビ発生の4大条件とは
カビは、湿度、温度、栄養、酸素の4つの条件が揃うと発生しやすくなります。
特に、湿度70%以上、温度20〜30℃の環境はカビにとって最適な繁殖条件です。
外壁に付着したホコリや dirt、排気ガスなどの汚れはカビの栄養源となり、雨や結露による湿気が加わることで、カビは急速に繁殖します。
カビが生えやすい外壁の条件
外壁の素材や環境によって、カビの生えやすさは大きく異なります。
例えば、セメント系の外壁材は吸水性が高く、塗膜が劣化すると水分を吸収しやすくなるため、カビの温床となりやすいです。
また、日当たりや風通しが悪い場所、田んぼや川の近くなど湿度が高い場所もカビが発生しやすい条件が揃っています。
さらに、ツタなどの植物が外壁に絡まっている場合も、風通しが悪くなり、カビの発生を促進する可能性があります。
コケや藻との違いを知ろう
外壁に発生する緑色の汚れは、コケや藻である可能性もあります。
コケや藻は、日光と水分を栄養源とするため、日当たりの良い湿った場所に発生しやすいのが特徴です。
一方、カビは日光を嫌い、湿気が高く暗い場所を好みます。
色で見分ける方法もあり、緑色の場合はコケや藻、黒や赤、黄色などの場合はカビの可能性が高いでしょう。
外壁カビの落とし方3選
DIYで安全に落とす方法
軽度のカビであれば、DIYで除去することも可能です。
必要な道具は、以下の通りです。
・中性洗剤
・バケツ
・スポンジまたはブラシ
・ホース
・ゴム手袋
・マスク
作業手順は以下の通りです。
バケツに中性洗剤を薄めた水を用意します。
ゴム手袋とマスクを着用し、スポンジまたはブラシに洗剤液をつけ、カビを優しくこすり落とします。
ホースで洗剤液を十分に洗い流します。
風通しの良い日に乾燥させます。
注意点
強くこすりすぎると外壁を傷つける恐れがあるため、優しく丁寧に作業しましょう。
高所作業は危険なため、無理に行わず、業者に依頼しましょう。
作業を行う際は、周囲に人がいないか確認し、洗剤液が飛散しないように注意しましょう。
業者に依頼するメリット
広範囲にカビが発生している場合や、高所のカビを除去する場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼するメリットは以下の通りです。
・専門的な知識と技術で、カビを徹底的に除去してくれる
・専用の機材や洗剤を使用するため、DIYでは落としきれないカビも除去できる
・高所作業も安全に行える
・カビの再発防止策も提案してくれる
業者選びの注意点とは?
業者を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
・実績と経験が豊富か
・見積もりを明確に提示してくれるか
・作業内容や使用する洗剤について詳しく説明してくれるか
・アフターフォローが充実しているか
・口コミや評判が良いか
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

カビを予防する5つの対策
塗料選びのポイント
外壁塗装を行う際には、防カビ・防藻効果のある塗料を選ぶのがおすすめです。
塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など様々な種類がありますが、耐久性や防カビ効果などを考慮して選びましょう。
最近では、光触媒やラジカル制御など、高機能な塗料も登場しています。
外壁材選びのポイント
外壁材を選ぶ際には、吸水性の低い素材を選ぶのがおすすめです。
タイルや金属サイディングなどは、吸水性が低く、カビが生えにくい素材として知られています。
また、表面が滑らかな素材は、汚れが付きにくく、カビの栄養源となる有機物の蓄積を防ぐことができます。
環境改善のポイント
外壁周辺の環境を改善することも、カビ予防に効果的です。
以下のような点に注意しましょう。
日当たりと風通しを良くする
庭木や植物を剪定し、風通しを確保する
外壁に物を立てかけない
雨どいの詰まりを解消し、雨水が外壁に直接かからないようにする
定期的なメンテナンスの重要性
外壁の定期的なメンテナンスは、カビ予防に欠かせません。
定期的に外壁を点検し、汚れやひび割れなどがないか確認しましょう。
汚れを見つけたら、早めに清掃することで、カビの発生を防ぐことができます。
また、ひび割れは、雨水の浸入を招き、カビの温床となるため、早めに補修しましょう。
プロによる防カビ施工という選択肢
より効果的なカビ予防をしたい場合は、プロによる防カビ施工を検討するのも良いでしょう。
専門業者は、カビの発生原因を特定し、適切な防カビ剤を塗布することで、長期間にわたってカビの発生を抑制します。
外壁 カビの落とし方に関するFAQ
Q1: 外壁のカビ取りに重曹は使えますか?
A1: 重曹は研磨作用と弱アルカリ性の性質を持つため、軽いカビには効果がある場合があります。重曹ペーストを作り、カビに塗布してしばらく置いてから洗い流してください。ただし、重曹は研磨力が弱いため、頑固なカビには効果が期待できません。また、外壁材によっては変色する可能性があるので、目立たない場所で試してから使用しましょう。
Q2: 外壁のカビ取り後に再発を防ぐにはどうすれば良いですか?
A2: カビ取り後の再発防止には、防カビ剤の使用が効果的です。市販の防カビ剤を使用するか、専門業者に防カビ施工を依頼しましょう。また、定期的な外壁の清掃や、風通しを良くするなどの環境改善も重要です。
Q3: 外壁のカビ取り費用はどのくらいかかりますか?
A3: 外壁のカビ取り費用は、カビの範囲や程度、使用する洗剤や機材、業者によって異なります。DIYで行う場合は、洗剤や道具代で数千円程度で済みますが、業者に依頼する場合は、数万円〜数十万円かかる場合があります。事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ
外壁のカビは、美観を損ねるだけでなく、建物の寿命を縮める原因にもなります。
カビの発生原因を理解し、適切な方法で除去・予防することが大切です。
DIYでの除去が難しい場合や、再発を繰り返す場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。
定期的なメンテナンスを行い、カビのない美しい外壁を維持しましょう。























