ケレンとは、屋根の鉄部分を塗装する前に汚れやサビを落とす作業のことを言います。
これは塗料の満足度を高くするために非常に重要な作業ですが、どこまでするべきなのでしょうか。
本記事ではケレンの種類と重要性について解説します。
ケレンについてよく知っていただけるので、ぜひご覧ください。
□ケレンの種類をご紹介!
一般住宅ではなく、橋や船舶の防食目的で行われます。
これでは、電動ブラシやディスクサンダーのような電動工具を使います。
費用と手間がかかるのが特徴で、こちらも橋や鉄塔などに採用され、一般住宅ではそれほど行われていません。
これでは、手工具と電動工具の両方を使ってサビの除去を行います。
手工具のみでケレン処理できる場合にワイヤーブラシやサンドペーパーなどで表面を処理します。
□ケレンはどこまでするべき?その重要性を紹介
ケレンの種類をご紹介しましたが、そもそもケレンにはどのような目的があるのでしょうか。
まずは塗料の密着性を向上させることが挙げられます。
ケレンを省略して劣化した部分に塗装をすると、塗料の密着性が高くなりません。
サビや古い塗膜が残っていると、上から新たに塗装をしても塗料が密着しないためケレンは非常に重要なのです。
ケレンを省略すると本来の塗料の性能を発揮できなくなります。
仮に汚れの上から塗装をして見た目が綺麗になっても、問題は根本的には解決していません。
下地が劣化すると、すぐに塗膜が剥がれてきてしまいます。
15年耐久性がある塗料を使っても、実際には2年から3年で剥がれてきてしまったというケースもあるほどです。
塗料の厚みはおおよそ0.5ミリメートルだと言われています。
これだけ薄い膜ですから、下地に汚れが残っている状態で塗装してしまうと、その部分だけが浮き上がって見えてしまいます。
しっかりと塗装をしても汚れが残っているため、平坦な仕上がりにならないというわけですね。
□まとめ
ケレンには様々な種類があることをわかっていただけたでしょうか。
ケレンには塗料の密着性を高めたり、塗料を長持ちさせたり、仕上がりをよくしたりするために非常に重要になってきます。
ケレンの理解度を上げて、満足度の高い塗装にしてくださいね。