屋根材シリーズ②モニエル瓦【北九州外壁塗装・屋根塗装ペイント官兵衛】
2022.08.20 (Sat) 更新
北九州の皆様こんにちは!
いつも外壁塗装・屋根塗装専門店ペイント官兵衛のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 本日のブログ担当をします、橋本です。
屋根材シリーズ第二弾!
今回は屋根材の中でもモニエル瓦について説明します。
モニエル瓦とは?
モニエル瓦とはヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で日本ではオーストラリアの「モニエル社」との共同開発でできた瓦です。製造元によって名称が異なりモニエル瓦の他に「クボタ瓦」「スカンジア瓦 」という商品もあります。モニエル瓦は形状も様々和型、洋型、平型、S型などの種類があり住宅の種類によって使い分けることができます。
モニエル瓦はセメントと川砂で作られているセメント瓦の一種ですが、瓦表面が特殊な処理がされており通常セメント瓦とは違います。「着色スラリー」(セメント、砂、骨材、顔料懸蜀濁液の水和硬化層 )というセメントの接着剤を厚め(1㎜以上)に塗られており、その上にアクリル樹脂のクリアー塗装で仕上げています。
耐用年数も以外に長く40年~50年となります。工事の施工性が大変良く、強い風雨にも耐える防水性があります。また、遮熱性や耐震性にも優れていてデザインも多様性があって優れた屋根材です。しかし優れた屋根材にも厄介な点があり、塗装工事をする時にモニエル瓦の利点であるスラリー層を完全に除去してからじゃないと再度塗装をしても劣化したスラリー層と一緒に剝がれてしまうのです。モニエル瓦の塗装には細心の注意をしなければなりません。
モニエル瓦のメリットとデメリットは?
モニエル瓦のメリット
・耐震性、遮熱性、耐火性が高い
材料がセメントと川砂で可燃物が一切ないので非常に燃えにくい屋根材です。粘土瓦よりも軽量になっておりますので耐震性に優れています。着色スラリーを塗装しているので強い風雨に耐えうる強度があります。
・デザインが豊富
日本型、洋型だけでなくデザインもいろいろあり、着色スラリーを使っているので色彩も豊富です。
モニエル瓦のデメリット
・耐久性が低い
粘土瓦の耐用年数は一般的に50年以上と言われているので粘土瓦と比べると耐久性が低くなります。
・重いので耐震性が悪い
屋根材は軽くて丈夫なものほどいいので重いセメント瓦は耐震性は低下する。
・メンテナンスにコストがかかる。
モニエル瓦は製品化する時に着色スラリー塗装をするのでスラリー層が劣化しないように定期的なメンテナンスが必要です。モニエル瓦もセメント瓦と一緒で瓦自体には防水機能がないので塗装による防水性を高めないと苔やカビが発生しやすくなり、ひび割れの原因になります。瓦の耐用年数にかかわらず定期的なメンテナンスが必要となります。
モニエル瓦の寿命は定期的なメンテナンスをして40年~50年です。
きちんとメンテナンスをして寿命を伸ばすようにしましょう。
モニエル瓦とセメント瓦の違い
瓦の小口(フチの部分)に違いがあります。モニエル瓦はギザギザしていてセメント瓦は滑らかです。屋根の下からではなかなか違いがわからないかもしれません。
メンテナンス(塗装)のタイミングは?
モニエル瓦を塗装するタイミングは
築10年前後が塗装の目安になります。
次の症状が出てれば塗装の時期だと思います。
①色褪せ
②苔やカビの繁殖
③ひび割れや滑落
④瓦のズレ
⑤塗膜の剝離やチョーキング現象
いずれかの劣化現象に当てはめれば雨漏りの一歩手前の危険な状態です。雨漏りがし始めて躯体が損傷する前に定期的なメンテナンスをして建物を維持しましょう。
まとめ
モニエル瓦は大変優れた屋根材です。
しかし塗装工事には細心の注意が必要です。スラリー層を完全に除去しないと施工不良になりかねません。
現状ではモニエル瓦は製造されていないため部分補修は非常に難しいです。
葺き替え工事は非常に高い金額なので葺き替え工事をしなくてもいいように定期的なメンテナンス(塗装築10年)をおすすめ致します。
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