塗料選びのコツ!!
2022.06.04 (Sat) 更新
屋根・外壁塗装の費用は『塗料選び』で大きく変わります!
北九州市の皆様、こんにちは!
今回のブログは広田が担当させて頂きます!
「塗料(グレード)は自分で選ぶ!」
例えばひとつの塗装業者に見積りを3パターン作ってもらったとします。
パターン1・・・150万円
パターン2・・・120万円
パターン3・・・100万円
だとします。
この価格差はどこから来るのでしょう?
それは、そのほとんどが使用する塗料(グレード)の違いが価格差になっているのです。
相見積もりで安くなったと単純に喜んでいられないことがお分かりにいただけると思います。
例えば、外壁と屋根にはグレードの高い塗料を入れた見積りでも、
雨樋や軒天や破風などの付帯部分にグレードの低い塗料で見積もっている場合もあります。
このようにして見積りの金額を下げる方法をとる業者さんもあります。
しかし、業者さんのしっかりとした信念や根拠があって、あえて塗料のグレードを変更している場合もありますので、不明な場合は質問をするのが良いでしょう。
ただ『塗料(グレード)といわれてもシリコンとかフッ素とか何がいいのかなんてわからない!?』
そんな方もいらっしゃると思いますので、今回はより知識を深めていただくように塗料のグレードについて説明させて頂ければと思います。
塗料(グレード)はどうやって選べばいいの?
通常、外壁塗装などの仕事に関わっている方以外は殆ど知ることのない内容になると思います、しかしこれから外壁塗装を依頼する方にとっては、おおよそのイメージだけは持っておくことが必要です。
外壁塗装や屋根塗装には、複数の塗料(グレード)が用意されています。
それぞれ特徴や金額も変わってきます。
まず、下図をご覧ください。
一般的にはこのように、
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
- 無機塗料
が挙げられます。
各塗料によって耐久性や特徴、そして価格などに違いがあります。
塗装後の耐久性を高くすると、価格も高くなります。
お客様のニーズに合った塗料選びをしていきましょう。
一般的な建売住宅の場合、価格を抑えるために塗料のグレードはウレタン塗装を施している場合が多いとされています。
つまり、お客様のお家が築後10年を迎えているとした場合は、シリコン塗装以上の塗料を選べば『今まで以上に塗装が持つ!』と言えるのです。それだけで塗膜の性能が上がりメリットも増えることになります。
今回、塗装を施したら10年以上持つ訳ですから、無理に価格の高い塗料を選ばなくても良いと考えることができます。
ただし!塗装は耐久性とは別に、汚れがつきにくい低汚染。室内を快適にし外壁を熱による劣化を抑える遮熱効果のあるものだったり、美観をガラッと変える多彩模様の仕上がりのものがあります。
特別なこだわりがある場合には少しづつグレードを上げていく必要があります。
当然、予算的にも枠を広げる必要が出てきますので慎重に検討してみてください。
塗料(グレード)の違いをチェック!
ここではその塗料の種類・特徴・費用相場を見ていきましょう。
アクリル塗料の特徴
耐久年数・・・3〜5年程度
単価(1㎡あたり)・・・800〜1600円
※耐久年数は塗料の塗替え時期のことです。
※耐久年数は目安です。実際の寿命は外壁の劣化具合で変わります。屋根塗装の場合は紫外線や雨風の影響を受け易いため多少寿命が短くなります。
アクリル塗料はアクリル樹脂が含まれています。
メリット
- 他の塗料に比べ価格が安い。
デメリット
- 耐候性が低く紫外線による劣化が早い。
- 耐久年数が短い。
- チョーキング現象が起こりやすい。
- 塗膜が硬く下地の影響でヒビ割れを起こしやすい。
アクリル塗料は、耐久年数が短い為、外壁には現在あまり使われていない塗料になります。
ウレタン塗料の特徴
耐久年数・・・5〜7年程度
単価(1㎡あたり)・・・1500〜2200円
ウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂を含んだ塗料です。
メリット
- 他のグレードに比べ単価が安い。
- アクリル塗料より、耐水性と防水性に優れている。
- 光沢があり美観が良くなる。
デメリット
- 耐候性が低く紫外線による劣化が早い。
- 耐久年数が短い。
- 弾性のものもあるが、硬質のものが多いのでヒビが入りやすい。コンクリートに適しているタイプが多いので、マンション・ビルに使われる事が多い。
ウレタン塗料は、アクリル塗料と同様に近年では外壁塗装や屋根塗装にはあまり使用されなくなった塗料です。
シリコン塗料の特徴
耐久年数・・・7〜10年程度
単価(1㎡あたり)・・・2000〜3600円
シリコン塗料は、アクリルシリコン樹脂を含んだ塗料です。
メリット
- ウレタン塗装に比べて耐候性が高い。
- 塗膜が弾力性に優れている。
- 艶がある。
デメリット
- 耐久年数が10年程になるので定期的な塗装が必要となる。
- 弾性塗料になるので塗装後、汚れがつきやすい。
シリコン塗料は、価格に対して耐久年数が長いことから、コストパフォーマンスの高い塗料と言えます。一般的によく使われており一番普及している塗料といえます。
フッ素塗料の特徴
耐久年数・・・15〜20年程度
単価(1㎡あたり)・・・3800〜5800円
フッ素系塗料はフッ素樹脂を含んだ塗料です。
メリット
- 耐久年数が長い。
- 紫外線の影響を受けにくく耐候性に優れている。
- 耐候性に優れているため屋根塗装にも有利である。
- 高い親水性を保ち汚れがつきにくい。
- 艶がある。
デメリット
- 価格が高い。
- 艶消しのものが少ない。
フッ素塗料は高価格になりがちですが、耐久性・耐候性に優れています。
無機塗料の特徴
耐久年数・・・20〜25年程度
単価(1㎡あたり)・・・4300〜5800円
無機塗料は、セラミックやケイ素など無機物を配合した塗料です。
メリット
- フッ素塗料よりも耐久年数が長い。
- 耐候性に優れている。
- 不燃性に優れている。
- 塗膜の劣化が起こりにくい。
- 親水性が高く、汚れやカビやコケが付着しにくい。
デメリット
- 価格が高い。
- 塗膜の硬度が高いためヒビ割れる場合がある。
- 最近出たばかりの塗料なので実績が少ない。
塗料本来の性能を引き出すには、塗料を一定の厚みで塗らなければなりません。塗料本来の性能を引き出すには、施工する職人によって決まります。
メリット・デメリットの関係から、「価格を抑えてそんなに長く持たなくてもいい」といった方はシリコン塗料。
塗料選びのまとめ
外壁塗装をする際に、何に重点を置き検討するのかが重要になります。
- 値段
- 塗料
- 値段と性能
- 塗装業者との信頼性重視
お客様の中で何が重要になりますでしょうか?
このような検討内容だけではなく、屋根や外壁に具体的な損傷がある方もいます。その場合は、具体的な修理方法や費用を見積もってもらうことも重要です。
場合によっては、現在加入中の火災保険を利用することで保険金を得ることができるかもしれません。
知識や経験が少ないのが当たり前ですが、分からないや面倒なことを理由に全て業者さん任せになってしまう人も多いようです。
見積もりをとる際は施工業者に数パターンの見積もりを作成してもらい、しっかりと自身のニーズに合った工事を選ぶ事が重要になってきます。
- シリコン塗装の見積り
- フッ素塗料の見積り
- 無機塗料の見積り
また、具体的な損傷箇所がある場合には、その部分の修理方法と費用についても見積もりに入れてもらうことを忘れないようにしましょう。
ペイント官兵衛では、無料外壁屋根診断・無料雨漏れ診断をおこなっております。
お気軽にご相談いただければと思います。
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