中間市通谷にて付帯部(雨樋)に弱溶剤二液のシリコンを塗装しました
2025.11.16 (Sun) 更新
こんにちは!新幹線に乗る際は駅弁を楽しむ事を覚えたペイント官兵衛の伊藤です(*´▽`*)
本日は中間市通谷にて住宅の付帯部、**雨樋(とくに樋の裏側部分)**にて、弱溶剤2液型シリコン塗装を施工しました。気温も低くなってきており、適切な塗料仕様と施工道具の選定が肝となる現場です。

本日は樋の塗装を行っています。樋裏を塗る際や細部を施工する際等、ローラーや刷毛を使い分けて施工していきます。ローラーには毛の長さによって分かれており短毛・中毛・長毛と別れています。
今回は短毛ローラーを使用して細かな部分、狭い部分も施工していきます!!
司職長も真剣な眼差し!!

樋の塗装は塗り手の技術によって仕上がりが分かれる重要な箇所です!
塗装職人の腕の見せ所ですね!
使用塗料:弱溶剤2液型シリコン系
今回使用したのは「弱溶剤形シリコン系塗料」。弱溶剤塗料とは、強い有機溶剤を使う「強溶剤系」と、水を主媒介にした「水性系」の中間に位置する塗料で、耐候性・耐摩耗性・耐久性に優れていながら、臭気や環境負荷をやや抑えた仕様です。
また、塗料仕様として 1液型 と 2液型 の違いがあります。
1液型塗料は主剤1缶でそのまま使用でき、施工性に優れコストも抑えられますが、同グレードの2液型と比べると耐久性が劣る傾向があります。
2液型塗料は、主剤+硬化剤を混合して使用する仕様で、化学反応により塗膜が強固に硬化し、密着性・耐候性・寿命が高まります。その分、コスト・施工管理の手間が増えます。
寒くなってきた時期には、気温低下による硬化遅延・作業不良・塗膜の不具合リスクが上がるため、今回は「弱溶剤・2液型シリコン」を仕様として選定しました。
刷毛とローラーの使い分け、ローラー種類について
雨樋の塗装では、構造的に「狭い空間・裏側・奥まった部分」があり、刷毛・ローラーを用途に応じて適切に使い分けることが、仕上がり・効率・施工クオリティに大きく影響します。
刷毛(ハケ):狭隙部、角・縁・細部、樋のジョイント部・裏側端部など、ローラーが入らない・アクセスが難しい部位で使用。細部の塗り残し・塗料垂れ・塗りムラを防ぐために必須。
ローラー:面積のある平滑部・比較的広めの樋裏・樋の表面などで使用。効率よくムラなく塗布が可能。ローラー使用時には以下のようなポイントがあります:
ローラーの 毛丈(ナップ長):用途や塗料・下地の凹凸により使い分けられます。例えば、短毛(4〜5mm前後)は平滑な面に、長毛(20mm以上)は凹凸のある面に適しています。
素材・布地:ウールローラー・ポリエステル・アクリル系などがあり、塗料種類(溶剤系/水性系)や仕上げ模様に応じて最適なものを選びます。
ローラーサイズ・幅:狭い部分・細部では6インチ(約150mm)以下、広め・効率重視では9〜12インチなどが使われます。
運用方法:塗布後に「ローラー目を整える」「塗料の流れ・ローラーマークを残さない」ことが仕上げ品質を左右します。
今回の樋裏塗装では、「細いローラー(例:4〜5インチ幅/短毛・中毛)を用いて塗布」「刷毛で角・端部・ジョイント部を仕上げ」という手順で施工しました。
本日の施工状況
付帯部の樋(裏側)に弱溶剤2液型シリコン塗料を施工。
樋裏という隠れ部位ですが、雨水・風雨・紫外線などの影響を受けやすく、メンテナンス対象として重要です。
樋の塗装を外壁塗装と同時に行うことで、足場や養生を共用でき、コスト効率が上がります。
気温低下により塗料の硬化が遅れやすいため、弱溶剤仕様・2液型で耐候性能と施工信頼性を確保しました。
刷毛・ローラー使い分け、最適なローラーチョイスで仕上げを丁寧に行いました。
塗装を検討されている方へ
付帯部(破風・軒天・雨樋・鼻隠しなど)は、外壁や屋根と同様に住宅の寿命・美観に大きく関わる重要箇所です。特に「雨樋裏」「狭隙部」は見えづらいため後回しになりがちですが、そこだからこそ劣化・腐食・塗膜剥離・錆び・汚れのリスクがあります。
外壁塗装を検討される際には、ぜひ「付帯部塗装」も同時にご検討ください。特に当店では、足場・養生を共用して外壁+付帯部を同時施工することでコスト効率を高めています。
細部まで丁寧に・適材適所の施工用具・仕様を選んだ塗装をお求めの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
























