台風シーズン到来前の家を守る補修対策と台風後の応急処置方法
2025.09.23 (Tue) 更新
台風シーズンが近づくと、住宅への被害が心配になりますね。
特に、強風や豪雨は屋根や窓、雨どいなどに大きな損傷を与える可能性があり、事前に点検と補修を行うことが重要です。
今回は、台風シーズン前に実施すべき家の補修箇所と、シーズン中に発生した際の対処法を、具体的な手順を交えて解説します。
台風シーズン前にやるべき家の補修箇所
屋根の破損やズレをチェック
屋根は家の最上部であり、台風による強風や雨の直接的な影響を受けやすい箇所です。
瓦のズレや破損、棟板金の浮き上がりなどがないか、地上から双眼鏡等を用いて丁寧に確認しましょう。
もし、破損やズレが見つかった場合は、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。
瓦の割れや欠けは、雨漏りの原因となるため、早期の対応が重要です。
また、棟板金は屋根全体の防水性を担保する重要な部分であるため、浮き上がりが発見された場合は、早急に補修が必要です。
補修には、専門的な知識と技術が必要となるため、DIYは避けて、業者に依頼することを強く推奨します。
雨どいの詰まりを掃除
雨どいは、雨水を排水する重要な役割を担っており、詰まっていると雨水が屋根に滞留し、雨漏りの原因となります。
また、雨水が溢れ、外壁を傷める可能性もあります。
そのため、台風シーズン前に、落ち葉やゴミを取り除き、スムーズに排水できるよう清掃しましょう。
高圧洗浄機を使用すると効果的に清掃できますが、高所作業には十分な安全対策が必要です。
安全確保が難しい場合は、専門業者に依頼するのも良いでしょう。
定期的な清掃によって、雨どいの寿命を延ばし、台風による被害を軽減することができます。
清掃の頻度は、周辺環境によって異なりますが、少なくとも年に1回は行うことをお勧めします。
窓やサッシの劣化を確認
窓やサッシは、強風や雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
劣化によって隙間が生じていると、雨漏りの原因となるだけでなく、冷暖房効率の低下にも繋がります。
そのため、窓枠の腐食やサッシの歪み、パッキンの劣化などを確認し、必要に応じて交換や修理を行いましょう。
特に、シーリング剤の劣化は雨漏りの原因となりやすいので、ひび割れや剥がれがないか注意深くチェックしましょう。
外壁のひび割れを補修
外壁は、家の外観を維持するだけでなく、風雨から家を守る重要な役割を担っています。
ひび割れがあると、そこから雨水が浸入し、建物内部の腐食やカビの発生につながる可能性があります。
そのため、ひび割れを発見した場合は、速やかに補修を行いましょう。
台風シーズン中の家の補修はどうする?
強風で飛散しやすいものを固定撤去
台風シーズン中は、強風で飛散しやすいものを固定するか、撤去することが重要です。
植木鉢や室外機、看板などは、強風で飛ばされ、家や人に被害を与える可能性があります。
事前にしっかりと固定するか、安全な場所に移動させましょう。
また、ベランダの手すりや雨戸なども、しっかり固定されているか確認しましょう。
固定が不十分な場合は、専門業者に依頼して補強してもらうことが安心です。
雨漏り発生箇所の応急処置
台風で雨漏りが発生した場合、まずは雨漏り箇所の特定と応急処置が重要です。
ビニールシートや防水テープなどを用いて、雨水の侵入を防ぎましょう。
応急処置はあくまで一時的なものであり、台風が過ぎ去った後に、本格的な修理を行う必要があります。
雨漏り箇所の特定には、専門的な知識や技術が必要となる場合もありますので、業者に相談しましょう。
浸水を防ぐための土のう設置
台風による豪雨で浸水被害が発生する可能性がある場合は、事前に土のうを設置することで浸水を防ぐことができます。
土のうは、ホームセンターなどで購入できます。
設置場所は、浸水しやすい場所や、排水口付近が良いでしょう。
土のうの設置は、ある程度の体力と知識が必要となるため、複数人で作業を行うか、必要に応じて業者に依頼しましょう。
破損箇所の記録を残し補修費用を算出
台風による被害状況を写真や動画で記録しておきましょう。
これは、保険請求や、修理業者への依頼時に役立ちます。
また、被害状況を記録することで、修理費用を算出する際にも役立ちます。
修理費用は、被害の程度や、使用する材料によって大きく異なります。
依頼前にしっかりと見積もりを取るようにすることで、最適な費用で修理を行うことができます。
まとめ
台風シーズン前に家の点検と補修を行い、シーズン中は迅速な対応を行うことで、住宅被害を最小限に抑えることができます。
この記事で紹介した内容を参考に、安全な台風シーズンを迎えましょう。