外壁工事の種類と家の状態を知る！必要な工事を見極める方法

塗装の豆知識

2025.08.03 (Sun) 更新

北九州の皆様こんにちは(^^)/

いつも外壁塗装・屋根塗装専門店ペイント官兵衛のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

戸建て住宅のオーナーとして、住まいの外壁の状態を気にかけている方も多いのではないでしょうか。
長年住み慣れた家だからこそ、外壁の劣化は気になるもの。

いつまでも美しく、そして安全に暮らすためには

適切なメンテナンスが不可欠です。

今回は、外壁工事の種類と、それぞれの工事が必要となる家の状態について見ていきましょう。
家を長く守るための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

外壁工事の種類

塗装工事の特徴

塗装工事は、既存の外壁の上に新しい塗料を塗る工事です。
経年劣化によって色あせやひび割れなどが生じた外壁を、美しく蘇らせるだけでなく、

防水性や防汚性を向上させる効果も期待できます。
比較的低コストで済むため、軽微な劣化症状への対処に適しています。
ただし、外壁材自体の劣化が著しい場合は、塗装だけでは不十分な場合があります。

重ね張り工事の特徴

重ね張り工事は、既存の外壁を撤去せずに、その上から新しい外壁材を被せる工事です。
張り替え工事と比べて工期が短く、費用を抑えられる点がメリットです。
外壁材自体の劣化が軽度で、下地が良好な状態であれば、重ね張り工事が有効な選択肢となります。
しかし、既存の外壁の厚みが増すため、建物の構造によっては対応できないケースもあります。

張り替え工事の特徴

張り替え工事は、既存の外壁を完全に撤去し、新しい外壁材に交換する工事です。
外壁材が大きく劣化していたり、雨漏りのリスクがあったりする場合は、この方法が最も効果的です。
費用は高額になりますが、建物の耐久性を高め、断熱性やデザイン性の向上も期待できます。
新築同様の仕上がりを求める場合にも最適です。

補修工事の特徴

補修工事は、外壁の一部に発生したひび割れや剥がれ、コーキングの劣化などを個別に修復する工事です。
大規模な工事と比べて費用を抑えられますが、あくまで部分的な修理であるため、根本的な解決にはならない場合もあります。
劣化が軽微な場合や、大規模な工事の前に状態を一時的に改善したい場合などに有効です。

外壁工事が必要な家の状態

ひび割れや剥がれ

外壁にひび割れや剥がれが発生している場合、防水性が低下し、雨水の浸入による建物の腐食につながる可能性があります。
ひび割れの幅や数、剥がれの程度によって、塗装工事、重ね張り工事、張り替え工事など、適切な対応が必要です。
小さなひび割れでも、放置すると深刻な状態に発展する可能性があるので注意が必要です。

汚れやカビの発生

外壁に汚れやカビが発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、建物の寿命を縮める原因にもなります。
汚れやカビは、適切な洗浄と塗装によって除去・予防できます。
特に日陰になりやすい場所では、カビが発生しやすいので注意が必要です。
定期的な清掃と、必要に応じて塗装を行うことで、清潔な状態を保ちましょう。

雨漏りの兆候

外壁に雨漏りの兆候が見られる場合は、早急に専門業者に点検を依頼することが重要です。
雨漏りは、建物の構造材を腐食させ、大きな被害につながる可能性があります。
天井や壁にシミが発生したり、湿気を感じたりする場合は、雨漏りの可能性を疑い、早めの対処を心がけましょう。

断熱性の低下

外壁の断熱性が低下すると、冷暖房効率が悪くなり、光熱費の増加につながります。
外壁の断熱性を高めるためには、断熱材の追加や、断熱性能の高い外壁材への張り替えなどが有効です。
特に古い住宅では、断熱性能の向上が快適な住環境を保つ上で重要となります。

まとめ
外壁工事には、塗装、重ね張り、張り替え、補修の4種類があり、それぞれ家の状態や予算、希望する仕上がりによって適切な工事が異なります。
軽微な劣化であれば塗装で済む場合もありますが、雨漏りや大きなひび割れなどが見られる場合は、重ね張りや張り替えが必要になることもあります。
外壁の状態を定期的にチェックし、必要に応じて専門業者に相談することで、住まいの安全と美しさを長く保ちましょう。
早めの対処が、建物の長寿命化とコスト削減に繋がります。
ご自身の家の状態をよく観察し、適切なメンテナンスを心がけてください。